「令和4年地球温暖化影響調査レポート」の公表について | 2023-11-01 |
| | 農林水産省は、都道府県の協力を得て、地球温暖化の影響と考えられる農業生産現場における高温障害等の影響、その適応策等について報告のあった内容を取りまとめ、「令和4年地球温暖化影響調査レポート」として公表した。 レポートのポイントは以下の通り。   ●水稲では、出穂期以降の高温により、白未熟粒の発生による影響が全国2割程度で、西日本では4割程度でみられた。発生抑制のため、水管理の徹底、適期移植・収穫の実施、高温耐性品種の導入(高温耐性品種の作付面積:16万ha、作付割合:12.8%)。   ●トマトでは、収穫期の高温により、着花・着果不良の発生による影響が全国では2割程度でみられた。いちごでは、花芽分化期の高温により、花芽分化の遅れの発生による影響が全国では1割程度でみられた。着花・着果不良対策として、遮光資材の活用、細霧冷房・循環扇の導入。花芽分化安定・促進対策として、新品種導入、クラウン部冷却の実施、遮光資材の活用。   ●乳用牛では、高温により、乳量・乳成分の低下の発生による影響が全国では1割程度でみられた。高温対策として牛舎の送風・換気、細霧冷房の導入。   その他、詳細はこちらから
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コラム:長かった夏(あぜみち気象散歩100) |
9月も夏のような暑さが続き、残暑がきびしかった。9月の日本の平均気温は1898年の統計開始以来2012年を1.15℃も上回り、第1位の記録的高温となった(図1、2)。
9月記録的残暑、10月気温変動
図1 地域平均気温平年偏差... |
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