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(農研機構ほか)ナスに単為結果性をもたらす仕組みを解明した成果が国際科学誌「米国科学アカデミー紀要」に掲載  2020-10-28

 
農研機構とタキイ種苗は、受粉しなくても果実が肥大する単為結果という現象がナスで起こる仕組みを解明し、2015年に特許出願し、2017年に登録されたが、このたび、その成果が世界的に権威のある科学誌「米国科学アカデミー紀要」に掲載された。
 
通常、単為結果しないナスでは、受粉するまでは子房内の植物ホルモンのオーキシン量が低い状態に保たれているが、受粉後に増加し、その作用で果実が肥大する。pad-1変異体では、受粉前の子房のオーキシンの増加を抑える酵素の機能が失われており、受粉していない状態で高濃度のオーキシンが蓄積し、果実が肥大することが明らかになった。
今回の研究成果を利用して、タキイ種苗は、単為結果性のナス品種「PC筑陽(ピーシーちくよう)」を育成。この品種は、着果促進剤を使用しなくても通常の品種と同等の収量を示し、省力化や生産の安定化につながることから、現在普及が進んでいる。昨今の地球温暖化の急速な進行は、果実生産に悪影響を及ぼす可能性が懸念されており、単為結果性品種の利用拡大はこれを回避する有効な方法であると期待されている。
 
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