(農研機構)水田は、周辺地域の気温の上昇を緩和しているが、 その効果は大気CO2の増加により低下する | 2021-03-15 |
| | 水田には、水田および周辺地域の日中の気温上昇を緩和する効果があるが、農研機構および北海道大学は、新たに開発した数値モデルで、水稲の気孔応答などを反映させることにより、この水田の持つ気象緩和効果の大きさを見積もることに成功した。 このモデルにより、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在(400ppm)の2倍に増加した条件では、水稲の葉からの蒸散が抑えられ、関東付近では夏季の晴天日における水田の日中の気温は、平均で0.44℃上昇し、市街地も平均で0.07℃、水田近傍では最大0.3℃上昇することがわかった。今世紀末までに想定される大気CO2濃度の上昇は、温室効果による気温上昇をもたらすだけではなく、水田の気象緩和効果を弱める可能性があることが示された。   詳細は>>こちらから  
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コラム:新型コロナウィルスと今冬の寒波(あぜみち気象散歩84) |
今冬は気温の変動が大きかった。11月は暖秋で冬の訪れは遅かったが、12月半ばから寒波に見舞われ、年末からはさらに強い寒気が南下して日本海側は記録的豪雪となった(図1)。
12月後半から1月前半は寒波、1月後半から暖冬
図1 地... |
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