書籍紹介『地味にスゴい! 農業をささえる生きもの図鑑』 | 2023-02-27 |
| | 世に数多ある生きものから、「農業をささえる」生きものを紹介する「生きもの図鑑」の登場である。 「テントウムシがイチゴを守っている」ってどういうこと? 私たちが毎日食べているご飯や野菜が作られるときに、実は、魚や昆虫、鳥、その他多くの生きものが除草や害虫退治に活躍している。その様子がていねいに紹介されている。 「米づくり」「野菜・くだものづくり」「土をつくる」の各章では、生きものの紹介だけでなく、どのように働いているのか(「生きものパワー全開!!」)や、害虫のまさかの働き(「きらわれものの言い分!」)、農薬とは、害虫とは(「いっしょに考えよう!」)などにも触れていて新たな気づきになるだろう。自由研究のヒントにもなりそうだ。小学校高学年向けとあるが、大人にも楽しめる内容だ。 マンガやイラスト、写真などを多く、大きく使ってとてもわかりやすい。マンガには筆者の谷本雄治さん(当HPのコラム「むしたちの日曜日」でおなじみのプチ生物研究家)も登場しているので必見だ。虫が苦手、という人にも取りつきやすい一冊となるのではないだろうか。    
  『地味にスゴい! 農業をささえる生きもの図鑑』 谷本雄治 著 A4変型判 150ページ 定価 5200円+税 小峰書店 発行
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コラム:寒暖変動しながら暖冬(あぜみち気象散歩102) |
秋に続き、この冬も寒暖変動が激しかった。11月頃から約2週間の周期で気温が変動した(図1)。
暖冬だが約2週間ごとに寒気入り大きく変動
図1 地域平均気温平年偏差5日移動平均時系列(2023年12月~2024年2月)(気象庁)... |
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