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水稲の現地技術実証調査現地検討会を開催(福井県福井市)  2016-09-26

 
 水稲温暖化適応技術協議会(事務局:(一社)全国農業改良普及支援協会内)は、水稲の気候変動に伴う障害や災害を未然に防ぐため福井県と連携し、福井市、坂井市、大野市等において「気候変動適応産地づくり支援事業」のうち、「適応技術実証事業」の採択を受け、昨年度から継続して事業を実施している。
 
◆◆◆
 
 近年の温暖化傾向の中で、水稲の白未熟粒や胴割粒の発生は福井県においても大きな問題となり、これらの発生を軽減し、外観品質や食味向上効果を検証するため、県をあげて様々な対策が講じられてきた。特に平成3年には、高温に比較的強いといわれている「ハナエチゼン」の栽培も始められるなど、地球温暖化傾向を先取りした対応が進められてきている。
 
 福井県では、各地域ごとの出穂後の積算温度から成熟期を大まかに予測しており、コシヒカリでおおよそ990℃、ハナエチゼンでおおよそ860℃と設定している。また、圃場の土壌条件や葉色の推移、下葉の枯れ上がり、成熟期直前の降雨等に留意しながら、適期刈取の励行により胴割れ防止に努め、外観品質、食味向上をめざすための技術実証取り組んできた。
 これらのデータ収集のため、県の工業技術センターが開発した「RFIDセンサータグ」を水田に設置するとともに、今年度は新たに、気温、水温、水位、湿度が測定できる高精度水田センサーも併せて6カ所に設置し、従来以上に精度の高いデータを収集、分析することとした。
 
 こうして得られたデータを基に、特に出穂以降の高温障害を回避するための施肥管理や適期刈取に関する情報を適宜、生産者にフィードバックする仕組みづくりを進めるため、県農業試験場において管理する「ふくいアグリネット」や「e農メール」により、生産者に対し積極的な情報発信に努めている。
 
 8月19日(金)に福井市、坂井市において現地技術実証調査現地検討会を開催。当日は、夏晴れの猛暑の中、革新技術専門員、普及指導員、農研機構研究員、農林水産省担当官等の参加により熱心な検討が行われた。
 
 
左:RFIDセンサーを自然通風用カバーで被覆し、より精度の高いデータ取得を試みている
右:水稲温暖化実証圃場にて説明を受ける参加者
 
 
 
左:今年度新たに導入した「水田センサー」
右:実証圃場にて説明を受ける参加者

 
あいさつをするJA福井五連組合員トータルサポートセンター農業企画課 猪坂課長(左)と農林水産省生産局農業環境対策課 宇佐美係長(右)
 
 
左:実証事業の経過を説明する福井県農業試験場山口主任
右:総合検討会の様子

 
 
水稲温暖化適応技術に関する情報提供
左:(国)農研機構 農業環境変動研究センター気候変動研究領域 中川温暖化ユニット長
右 :(国)農研機構 西日本農業研究センター水田作研究領域 長田栽培管理グループ長
  
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