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(平成28年度実証調査・埼玉県)気象衛星データ等を活用した水稲の高温障害対策(要約版)  2017-10-12

 
平成28年度気候変動産地づくり支援事業報告書から、埼玉県の実証報告(要約版)をご紹介します。
気象衛星データ等を活用した水稲の高温障害対策の実証
●調査のねらい
 平成27年度は衛星データ等(リモートセンシング技術等)を活用
した水稲の高温障害対策の実証に取り組んだ。
 平成28年度は昨年度の実証結果を踏まえ、コシヒカリ、彩のかがやきの2品種に絞り、品種ごとに移植時期が近く土質も類似したほ場を選定した。衛星データ等(リモートセンシング技術等)を活用した生育予測等の精度を検証するとともに、気象変動に強い米の産地づくりを推進した。
 
●調査結果
○気候変動に強い米づくり産地の育成
 人工衛星を利用したリモートセンシング技術は、短時間で広範囲を同一条件で診断できるという利点を持っている。
 本年の実証では、人工衛星を利用したリモートセンシング技術を利用した水稲の葉色診断は、人工衛星からのデータ取得2~3日後に、撮影から10~15日の葉色が予測できた。
 そのため、葉色予測結果を基に、追肥(穂肥)を施用するかの判断が可能となった。特に、農業者に追肥に関する技術情報を周知する期間が7~10日程度確保できることから、適期に作業が行え、白未熟粒の発生等による高温障害発生リスクを低減することが可能となった。
 本事業での実証は、人工衛星を利用したリモートセンシング技術による水稲の葉色予測、予測結果を基にした追肥(穂肥)の判断と農業者への情報伝達期間の確保という情報の取得―予測―伝達の一連のシステムが実証できたことから、気象変動に強い米の産地づくりを担う基礎を構築することができた。
 
○葉色予測
・コシヒカリ(データ略)
・彩のかがやき(データ略)
・予測結果は、コシヒカリでは予測値と実測値で+0.2~-0.4 の誤差、彩のかがやきでは-0.6~-1.0 の誤差となった。
・平成27 年度と比較すると栽培条件の統一化と地上からの補正により予測精度は向上した。
 
○高温障害予測(データ略)
・コシヒカリは胴割粒、乳白粒とも予測では無し、実測ではごく軽微であった。
・彩のかがやきは胴割粒の発生が予測されたが、実測では発生は無かったことから、彩のかがやきに合わせた予測モデルが必要である。
 
●今後の課題
○葉色予測、高温障害予測については、コシヒカリは予測精度が向上したが、彩のかがやきは予測精度にばらつきが見られたことから、主要奨励品種ごとのモデルを開発する必要がある。
○近赤外線カメラ画像の測定値をデジタルカメラの測定値で代替えるなど、測定の技術平準化が図られないか検討する。
○近赤外線カメラ画像の測定値に当たっては、短時間で複数のほ場が撮影できるよう、ドローンの活用を検討する。
 
※実証調査の詳細は、以下からご覧になれます
「衛星データ等を活用した水稲の高温障害対策の実証」(埼玉県)
 
『平成28年度気候変動適応産地づくり支援事業報告書 ~ICTによる水稲高温障害軽減・回避技術の実証~』より)
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