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(長崎県)水稲品種「なつほのか」の現地適応性の検討  2018-03-09

●長崎県県央振興局農林部長崎地域普及課   

 
(長崎県)現地事例情報
 
1.事例場所の概要
長崎市下大中尾地区は、長崎市の北部に位置し「日本の棚田100選」に選定されている中山間地である。
 
2.活動対象及び概要
大中尾棚田保全組合は、中山間地域棚田における水稲生産を担っており、棚田オーナー制度等に取り組んでいる。
 
3.背景・指導・ねらい
本地域の水稲は良食味品種「ヒノヒカリ」が主力であるが、近年の高温化により品質低下が懸念されている。そこで、高温耐性を有する良食味新品種「なつほのか」の現地適応性を検討した。
 
4.具体的データ
(1)情報の内容・方法・特徴
「ヒノヒカリ」を対象に、生育・収量・外観品質・食味を比較し現地適応性を検討した。
 
(2)成果
「なつほのか」は「ヒノヒカリ」に比べ出穂期で9日、成熟期で10日早く、玄米重が16%重い結果となった。食味についても優れる結果となった。
本年は生育前半が低温・寡照で平年より3日程度生育が遅れた年であった。そのような中、標高110mの試験圃場においても、9月末までに成熟期を迎えたことから、6月中旬移植の平坦地を中心に長崎西彼地域では9月下旬の収穫が十分見込まれる。
温州みかんとの労力競合が避けられることから、長崎西彼地域での普及性は高いと思われる。
 
(3)普及活動上の留意点
いもち病・紋枯病が発生しやすく、遅れ穂が多い点については留意する必要があると思われる。
 
▼添付資料はこちら
 
(2016年2月25日報告)
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